クイックインストール
出典: OpenVZ Wiki Japan
ここでは、OpenVZをインストールするために必要なステップを簡単に説明します。
OpenVZは、カーネル、ユーザレベルツール、VE templates の3つで構成されています。 ここでは、カーネルとツールについてどのようにインストールするか説明します。
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必要条件
ここでは、インストールするサーバに最新の Fedora Core または RHEL/CentOS が インストールされていると仮定します。 OpenVZカーネルは、 Red Hat カーネルをベースに作成されています。 動作するハードウェアの互換性リストはVirtuozzo HCLから確認できます。
ファイルシステム
VE のプライベートディレクトリ(デフォルト:/vz/private/<veid>)は別のパーティションに 作成することをお勧めします。 なぜならば、もし OpenVZ で VE ごとのディスククォータを使用する場合、 同じパーティションでは普通の Linux ディスククォータは使用できなくなります。 ここで言う VE ごとのクォータとはOpenVZで設定した VE のクォータという意味だけではなく VE 内で設定した Linux のディスククォータも含まれています。
少なくともルートパーティションを VE で使うことだけは避けましょう。
VE ごとのディスククォータを使用する場合、ext2 または ext3 ファイルシステムを使用してください。 (ext3 がお勧めです。)
rpm or yum?
yum ユーティリティがインストールされている場合、それを使用して OpenVZ のインストールや アップデートを行うことができます。 yum ユーティリティがインストールされていないまたは使いたくない場合、 従来の rpm パッケージを使用した方法でできます。
事前準備( yum を利用する場合)
yum を使用する場合、事前に OpenVZ の yum リポジトリをセットアップする必要があります。
ファイルをダウンロードし、ディレクトリ/etc/yum.repos.d/に保存します。
コマンドでの実行は以下の通り
as root:
# cd /etc/yum.repos.d # wget http://download.openvz.org/openvz.repo # rpm --import http://download.openvz.org/RPM-GPG-Key-OpenVZ
/etc/yum.repos.d ディレクトリに移動できない場合、 yum がインストールされていないか 古いバージョンであることを意味します。 rpm パッケージからのインストール方法を使用してください。
カーネルのインストール
Note: OpenVZ が提供するカーネルではなく、自分でコンパイルしたい場合カーネルビルドのページを参照してください。
まず最初に、インストールしたいカーネルを選択します。カーネルの種類についてはカーネルの種類を参照してください。
yum を使用する場合
以下のコマンドを実行
# yum install ovzkernel[-flavor]
[-flavor] はオプションです。-smp や -enterprise などカーネルの種類を選択可能です。
rpm パッケージを使用する場合
カーネルのバイナリ RPM パッケージはDownload » ここからまたは サイトから直接download.openvz.org/kernelまたは ミラーサイトから入手できます。 どのカーネルをインストールするかはインストールするハードウェアによって決まります。 適切なものを選んでください。
次に、選んだカーネルの RPM パッケージをインストールします。
# rpm -ihv ovzkernel[-flavor]*.rpm
[-flavor] はオプションです。-smp や -enterprise などカーネルの種類を選択可能です。
Note: rpm -U ( -U はアップグレードを意味します。) は使わないでください。でなければ、現在インストールされているカーネルがアンインストールされてしまいます。
bootloader の設定
GRUB をブートローダとして使用している場合、自動的に設定されます。:下記の例が示すような設定情報が /boot/grub/grub.conf ファイルに書き込まれます。
title Fedora Core (2.6.8-022stab029.1)
root (hd0,0)
kernel /vmlinuz-2.6.8-022stab029.1 ro root=/dev/sda5 quiet rhgb vga=0x31B
initrd /initrd-2.6.8-022stab029.1.img
Fedora Core を OpenVZ に変更します( OpenVZ のカーネルを他のものと明確に区別するため)。 root=... パラメータだけ残して余分な引数を削除します。
変更後の /etc/grub.conf は以下の通り。
title OpenVZ (2.6.8-022stab029.1)
root (hd0,0)
kernel /vmlinuz-2.6.8-022stab029.1 ro root=/dev/sda5
initrd /initrd-2.6.8-022stab029.1.img
設定
以下の作業は OpenVZ カーネルで再起動する前に行ってください。
sysctl
OpenVZ が正常に動作するためにいくつかのカーネルパラメータを変更する必要があります。 /etc/sysctl.conf ファイルの該当する箇所を以下のように変更します。
# On Hardware Node we generally need # packet forwarding enabled and proxy arp disabled net.ipv4.ip_forward = 1 net.ipv6.conf.default.forwarding = 1 net.ipv6.conf.all.forwarding = 1 net.ipv4.conf.default.proxy_arp = 0 # Enables source route verification net.ipv4.conf.all.rp_filter = 1 # Enables the magic-sysrq key kernel.sysrq = 1 # We do not want all our interfaces to send redirects net.ipv4.conf.default.send_redirects = 1 net.ipv4.conf.all.send_redirects = 0
SELinux
SELinux は無効にしてください。
無効にするには以下のファイルを変更してください。
/etc/sysconfig/selinux:
SELINUX=disabled
Conntracks
安定版の OpenVZ カーネル(2.6.8-based)では、VE0 に対する netfilter のコネクショントラッキングがデフォルトでは無効になっています。 もしホストノードでファイヤウォールを有効にしている場合、ファイアウォールを無効にするか VE0 へのコネクショントラッキングを有効にする必要があります。
VE0への conntracks を有効にするには以下のファイルを変更してください。
/etc/modprobe.conf file:
options ip_conntrack ip_conntrack_enable_ve0=1
{{Note|2.6.8以降のカーネルはデフォルトでコネクショントラッキングが有効です。
OpenVZ カーネルで再起動
再起動時にOpenVZカーネルを選択します。 正常に起動したらOpenVZツールのインストールを行います。 x86_64 の CentOS もしくは Fedora にインストールする場合、よかったらx86_64ガイドのセットアップ手順を見てください。
ユーティリティのインストール
OpenVZではユーザレベルツールのインストールが必要です。
- vzctl
- OpenVZで作成するVPSをコントロールするツールです。(VPSの作成、削除、起動、終了、パラメータの設定など)
- vzquota
- VPSごとのクォータを設定します。通常直接ではなく vzctl から使用します。
yum を使用する場合
# yum install vzctl vzquota
x86_64プラットフォームの場合はこうしてください:
# yum install vzctl.x86_64 vzquota.x86_64
rpm パッケージを使用する場合
こちらから RPM パッケージをダウンロードします。 Download » Utils、または直接こちらか download.openvz.org/utils、いずれかのミラーサイトmirrors. からこれらをインストールします。:
# rpm -Uhv vzctl*.rpm vzquota*.rpm
もし依存関係で問題が発生した場合、それを解決してから再度実行してください。
すべてのツールがインストールできたらOpenVZを起動します。
OpenVZ の開始
root ユーザで以下のコマンドを実行します。:
# /sbin/service vz start
このスクリプトでOpenVZカーネルに必要なモジュールをロードします。また、マシン起動時に自動起動するよう設定したVPSが起動します。(まだ設定したものはありませんが)
次のブートからこのスクリプトは自動的に実行されます。
次のステップ
これでOpenVZ がセットアップされました。 OpenVZカーネルをデフォルトでロードするには、/boot/grub/grub.conf ファイルで設定します。OpenVZカーネルを一番最初にするには default 0を設定します。詳しくは man grub.conf で確認してください。
次のは、OS templateを準備します。 OS_Templateのキャッシュに進んでください。
